「少子高齢化社会」と言われてからずいぶん経ちます。
いまでも「日本は高齢化社会だ」と言っている人がいますが、これは間違いです。
高齢化社会というのは65歳以上の人口が全体の7%以上の場合です。
この構成比が14%以上になると、高齢化社会ではなくて高齢社会となります。
日本は1994年から高齢社会です。

そして、現在はついに「超高齢化社会」になりつつあります。
「超」がつくのは、65歳以上の比率が28%以上です。

2030年になると、この比率は31.6%になると予測されています。
この時点で日本人の平均年齢は、なんと50歳を超えます。

超高齢化社会で何が重要かというと、高齢者の自立です。
若い人につかまって歩くという事が難しくなってきています。
若い人の比率が低くなって、高齢者の面倒を見る余裕がなくなってくるからです。

マーチA チェックベージュ (島製作所) (シルバーカー)


そこで注目するのはシルバーカーです。
シルバーカーは次のように定義されています。
「自立歩行可能だが,屋外での物品の運搬や長距離の移動が困難な主として高齢者が,歩行の補助や品物の運搬及び休息に用いる.」

つまり歩行器の様に、歩くための道具ではなく、荷物を運ぶものという事ですね。
一人で歩けない場合は危ないのでシルバーカーで外出してはいけません。
シルバーカーはつかまって歩くものであり、体を預ける様な使い方は危険です。

シルバーカーの安全品質が非常に重要になります。
シルバーカーの安全に関する基準を満たしているものには、SGマークというシールが貼ってあります。
これはSG基準を満たしているという事です。
SG基準は細かく決められていますが、ここでは省略します。

シルバーカーを選ぶときは、必ずSGマークのあるものにしましょう。